Pioneer XDP-100RとAmazon Musicで音楽聞き放題も高音質に

1.通勤時間を上質な音楽を聴いて過ごしたい

通勤時間というのは、なかなか苦痛の時間です。この時間を快適に過ごすには、好きな音楽を聴くということが一つの解決策になります。しかも、出来れば上質な音楽を聴きたいと思います。

では、通勤時間を快適に過ごすために、上質な音楽を聴くにはどうしたら良いのでしょう。私はここのところ流行り始めたハイレゾというキーワードが気になるようになってきました。

特にWALKMANやXPERIAで全面的にハイレゾを押し出して商品づくりをし始めているSONYの影響は大きいと思っています。

今まで、iPhoneにiTunesで管理しているAAC256を転送して聴いていました。イヤホンはBOSEのノイズキャンセリングイヤホン、Quiet Comfort20iです。このQC20iの強力なノイズキャンセル能力によって、電車の騒音をシャットアウトし、音楽に集中できる環境をつくることができたと思っています。

しかし、ハイレゾというキーワードが気になり始めたので、このiPhoneの環境以外も試してみたくなりました。

2.ハイレゾWALKMANを検討する

まずは、やはりSONYのWalkmanです。NW-A20シリーズが最新ですが、家電量販店ではハイレゾ音源を入れたデモ機があり、視聴が出来ました。イヤホンは標準のノイズキャンセルイヤホンです。

ハイレゾ音源を聴いたとき、やはり違いが分かりました。音の広がりや純粋な音を感じることが出来たので、やはりハイレゾは良いなと思いました。

となると、どの機種を買うかという選択になります。昨年NW-ZX100が登場し、ミドルレンジの製品として大いに話題になりました。

私も、これか、32GBのWalknan NW-A26かどちらかを買おうと思っていました。

3.ハイレゾ音源か、それとも聴き放題か?

しかし、冷静になって考えてみると一つの大きな問題が立ちはだかりました。ハイレゾ音源は、SONYのMoraやe-Onkyoなどで入手出来ますが、軒並みCDやiTunes配信価格よりも高いのです。

当然ハイレゾで情報量が増えるので高くてもいたしかたないですが、気軽にハイレゾを聴けるものではないです。

また、ハイレゾ化されている音源は現状限られており、自分の好きなアーティストの音源がハイレゾ化されていないことも、まだまだあります。

そういう状況の中、もう一方で勢いがあるサービスが、音楽聴き放題サービスです。Apple MusicやAWA、LINE MUSICなど、複数のサービスが立ち上がりましたが、月額約1000円程度が相場です。

この微妙な価格設定も躊躇する値段だと思います。年間で12000円も音楽に払えるかどうか、ヘビーユーザーなら十分に元が取れると思いますが、ライトユーザーには敷居が高いのではないかと思います。

4.コスパがいいAmazon Prime Music

自分自身もライトユーザーであるのですが、そんなユーザーにぴったりなのが、Amazon Prime Musicです。これは、Prime会員なら追加コストなしで100万曲以上が聴き放題なのです。

最近のヒット曲から、Jazz、classicまで、他のサービスと比較すると、若干曲数で見劣りしますが、それでもかなり押さえられていると思います。

何より、Amazon Prime Musicは、コストパフォーマンス抜群です。すでに年間3900円のPrime会員であれば、配送が無料で、首都圏であれば当日配達の利便性を享受できますが、私はすでに会員でした。となると、なんと、無料でPrime Musicが利用できるのです。映画も見放題のPrime Videoも無料です。

考えようによっては、他の音楽聴き放題サービスが有料なのに、Amazon Prime Musicは既にPrime会員であれば、無料だということです。このインパクトは大きいです。

iPhoneでもAmazon Prime Musicを聴くことが出来ますが、iOSアプリかAndoroidアプリで外でも聴くことが出来ます。

しかも、ストリーミングだけではなく、音楽を自宅で端末にダウンロードして、それを外で聴くことができるのです。パケットを節約することができますし、さらに、通信環境を気にせず音楽を楽しめます。

Amazon Prime Musicは、しかも、名盤や新譜もラインナップされており、楽曲も充実しています。

となると、iPhoneでAmazon Prime Musicアプリを入れて聴けば良いのですが、現状の音を改善したいという目的が果たせません。

5.ポータブルアンプで音質向上を図る?

そこで考えたのが、いわゆるポータブルアンプです。

ポータブルアンプ、略称ポタアンをiPhoneにつなぎ、ポタアン経由でイヤホンで聴けば、音質が改善されます。

まず、注目したのがOPPOのHA-2です。iPhoneでハイレゾを聴くこともできます。リニアPCM、DSD音源にも対応しハイレゾ再生ができるようになります。

ちなみに、店頭でiPhoneに接続して聴いてみました。ハイレゾ音源ではない曲であっても、あきらかに音の広がり、迫力がありました。これは効果がある。音質が向上することの実感がありました。

しかし、いかんせん、値段が4万円前後と高いです。スタイリッシュでiPhoneと一緒に使うには悪くないのですが、ケーブルでiPhoneとつないで、一緒に使うには結束等しないと、普段使いには使いにくいと思います。

ポータブルアンプで、次の候補として考えたのは、SONY PHA-1Aです。こちらは約25,000円ですので、HA-2の約半額です。しかし、視聴してみると、やはりHA-2の方が音質改善効果が高かったです。筐体もHA-2のスリムさに比べると厚く少し大きめです。

6.Andoroidベースの国産DAPがあった!

やはり、HA-2にしようかと思い、ほぼ決定しかけていたのですが、家電量販店のDAPコーナーに、見慣れないDAPを発見しました。2種類の黒い四角い筐体をならべて展示してありましたが、デザインは微妙に異なります。

それは、ONKYO DP-X1とPionieerのXDP-100Rでした。これは国産オーディオメーカーの老舗である2社が2015年の秋に発売したDAPでした。

なにげなく視聴してみると、音が良い!迫力がある!これは違う!と感じました。そして、いじっていると、これがAndroidベースのDAPであることが分かります。

つまり、Androidベースであればアプリを入れられるということです!

Amazon Prime MusicのAndroidアプリで聴き放題サービスを楽しめるということが分かったのです!

さらに、調べてみると、この2台は、AndroidベースのDAPですが、DACとアンプを搭載しており、ノイズを軽減するため、DACとアンプ、CPUを別々に分離した基盤設計をしているそうです。つまり、スマホとは異なり、音質重視した設計になっているのです。

これだ!

と思いました。iPhoneにポタアンを接続すると取り回しが悪くなりますが、それならいっそのこと、2台持ちの方が良い。しかも、Androidベースなら、Amazon Prime Musicも良い音で聴けるはずです。

7.オンキョーかパイオニアか

となると、次の悩みは、ONKYOかPionneerのどちらにするかという問題です。ONKYOのDP-X1はDACとアンプが2基搭載で、2.5mmバランスヘッドホン出力に対応しているというアドバンテージがあります。

一方、pioneerのXDP-100Rは、それらは省かれますが、1万円以上安い。しかも、もしバランス接続するつもりがないのであれば、スペック的にはほぼ違いが無くなります。

むしろ、安いXDP-100Rにしかないものとして、スピーカーが搭載されています。音質はさておきONKYO製簡易スピーカーがありますので、ちょっとした確認用には便利です。

また、外観上もソリッドなDP-X1に比べて、XDP-100Rは、特徴的なバンパーが2つ付いています。取り外しも可能ですが、これがなかなか無骨でかっこよいです。

また、ボリューム側の左側面は若干傾斜がついたデザインで、ソリッドで角張ったDP-X1よりも持ちやすく感じます。

また、2台のインターフェイスは微妙に異なります。もっとも使うであろう音楽再生アプリは、DP-X1はタイムバーがサークル状です。XDP-100Rはオーソドックスな横線で、こちらの方がなじみやすいです。

ボリュームコントロールも、DP-X1は、斜め線が画面に表示されるのに対して、XDP-100Rは、ボリューム数字とプラス、マイナスボタンの表示がカスケード表示されます。こちらの方がわかりやすいです。

このような微妙な違いがあるのですが、5万円程度で買えるXDP-100Rのコストパフォーマンスはたいへん魅力です。

また、iPhoneユーザーにとっては、Androidを使えるので、モバイルの2大OSを楽しめる点も魅力ですね。

ということで、私の選択はpioneer XDP-100Rのブラックで決まりました。

おしゃれな箱に厳重に収まっています。

おしゃれな箱に厳重に収まっています。

あけると左右に分かれます。左が本体、右が付属品。良く出来たパッケージです。

あけると左右に分かれます。左が本体、右が付属品。良く出来たパッケージです。

XDP-100R本体

XDP-100R本体

説明書と付属品

説明書と付属品

Blackのソリッドな感じが好きです!

Blackのソリッドな感じが好きです!

Andoroidベースなところがポイントです。

Andoroidベースなところがポイントです。

上質なMusicライフにようこそ!?

上質なMusicライフにようこそ!?

純正の液晶保護ガラスも買いました。

XDP-100Rは本体32GBですが、microSDスロットが2つあります。音楽はmicroSDに保存することにして、国産メーカーで安心の東芝製128GBを購入。

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