登山初心者がまず購入すべき登山道具は、登山靴、ザック、レインウエアだと思います。
ザックの選び方について、気をつけたポイントをまとめておきます。これから登山をする方の参考になれば幸いです。
Contents
1 容量
まず、登山ザックには容量があります。登山初心者は泊まりの登山まではしないと思いますが、日帰り+夏山の山小屋に一泊するくらいの登山をイメージし選びます。
大は小を兼ねるという言葉があります。ただし、大きすぎては日帰り登山では大げさです。
一般的には、30L〜40Lが良いと言われています。
これくらいのクラスだと、それなりの大きさがあります。
私の選択は30L+5Lの拡張機能がついている「MILLETのSAAS FEE 30+5」にしました。
2 背面長=バックレングス
ザックは容量だけではなく、体へのフィッティングが重要です。それは背面長=バックレングスです。首の第7頸椎から腰骨の上部分までの背骨の長さです。つまり、背が高い人は背面長が長いものがフィットします。私は身長181センチですので、背面長が50センチ以上のものから選びました。逆に女性の場合はレディースモデルがあるタイプから選んだ方が良いと思います。
ザックの選び方のポイントとして、「とにかく背面長=バックレングスだけは合わせた方が良い」です。
3 機能性
1)ウエストベルト
きちんとした登山用のザックであれば、ウエストベルトがついているものが多いですが、基本的に腰骨でザックの重さを支えることで、背負うのは結構楽になります。さらに、ウエストベルト部分にファスナーのポケットがあると、スマホや財布を収納できるので便利です。
2)雨蓋
ザックの上部に雨蓋があり、そこに小物が収納できるモデルは便利です。ちょっとしたものをすぐに出せると楽です。私は手袋を入れています。
3)二気室の仕切りがあり、フロントアクセスできる
ザックの中を二気室に分けることができ、かつ底面部分はフロントからアクセスできるモデルは便利です。私は底面部分にクッカーとバーナーなどの調理用具を入れています。ここに入れておけば、お昼の準備がスムーズです。また、いざという時、雨が降っても、この底面部分のフロントからメイン気室にアクセスできるので、レインウエアも取り出せます。
4)サイドポケットがある
サイドポケットには水筒やカメラの三脚をセットできます。背負ったままでも手を伸ばしてアクセスできるので便利です。
5)ザックカバー付属
登山では天候が急に変化することがあります。ザックを雨から守るため、ザックカバーが必要になります。最初からセットされているものだと楽です。しかもザックカバーの収納ポケットがついているものもあります。
4 ブランド
Millet、karrimor、Osprey、deuter、MAMMUT、mont-bell、こういった定評のあるブランドからは、様々なザックが発売されています。
背面がメッシュで汗を蒸発させる仕組みをもつdeuterに最初、かなり惹かれました。ただ、カラーリングが今ひとつだったこともあり、次に気に入ったのが、Milletでした。karrimorの紺もオシャレで良いなぁと思いました。
5 最終的に選んだMILLET SAAS FEE
そして、様々なモデルの中でも、背面長=バックレングスがLサイズの50センチ以上のモデルを用意する「Millet SAAS FEE30+5」のブルー(DEEP HORIZONE)が気に入りました。ちなみに、このモデルは上述のポイントすべて満たしています。
正直なところ、上記ブランドのモデルであれば、背面長さえ合っていれば、どれを選んでも失敗することはないのでは?と思います。
ただ、やはり選ぶときは、通販ではなく、きちんとアドバイスをいただける登山専門店で背負って試してから購入することをお勧めします。
6 まとめ
初心者のザック選びで、これだけは!というポイントをあげるとすると、やはり、「とにかく背面長=バックレングスに合うものを選ぶ!」ということです。
それさえ合っていれば、あとはデザインでもよし、色でもよし、ブランドで選んでもよし!だと思います。
ザックは最終的にはデザインも含めて、自分が気に入るかどうか?が大きなポイントだと思います。
機能性の差異はそれほど大きくないと思います。背面長=バックレングスさえ合っていれば、あとは、自分の好きな好みで選んだ方が良いのではないでしょうか。
最終的に選んだモデルはMILLETです。30Lなので日帰り登山でも違和感ない大きさで、夏山の山小屋1泊くらいまでならこなせそうです。
※ミレーのサースフェーは定番商品として進化しており、2021年現在のモデルは以下になっています。デザインや配色は若干変更になっています。
日帰り登山専用であれば、こちらもオススメです。
仕事用にはこちらがオススメです。