知的生産のためのツール KINGJIM ポメラ pomera DM100

2011年のリリースからかなり経過しているKINGJIM pomera DM100ですが、今更ですが購入しました。今、この文章もDM100で入力していますが、すこぶる快調です。こんなに素敵なモノなら、もっと早く買ってもよかったと思います。

なぜ、あえてリリースから日が経っているこの入力専用デバイスを購入したのかをまとめておきたいと思います。

1 pomera DM100とは何か?

キングジムのpomeraは、テキスト入力専用デバイスです。そして、pomera DM100というモデルは2011年11月リリースですが、未だに人気のある現行機種でもあります。

2015年12月に発表になったKingjimの新商品「PORTABOOK」はパソコンになってしまいましたが、DM100は当初「ポケット・メモ・ライター」のコンセプトの進化系であり、2011年の発売当初から変わらずに、そのまま売られています。

マイナーチェンジも無く、未だにpomeraの最高機種として君臨しているこのDM100というデバイスは、完成度が高い商品であると言えますね。

kingjim pomera DM100パッケージ。シンプルなブラックの箱です。

kingjim pomera DM100パッケージ。シンプルなブラックの箱です。

2 単機能ゆえに集中できる

pomera DM100はインターネットの閲覧やメールなどは出来ません。多くのブログでも、このテキスト入力専用機であることの利点が語られています。要するに文章作成のみに集中できるということです。

いろいろと出来るパソコンではついネットを見たりして時間が過ぎていきますが、pomera DM100は文章の入力しか出来ないので、集中することが出来ます。執筆中に何かを調べる必要があれば、片手でスマホで調べられます。

開封。蓋側はマットブラック。さすが文具メーカーKINGJIMらしい道具感。

開封。蓋側はマットブラック。さすが文具メーカーKINGJIMらしい道具感。

3 充電の心配をしなくても良い

画面はモノクロで、電源は単三乾電池で連続20時間以上稼働し、起動も画面を開けば2秒で起動します。この気軽さが大きな利点です。

乾電池駆動なので、充電も気にしなくてよいので、ACケーブルがありません。つまり本体だけで運用できるのです。心配なら換えの単三乾電池だけを用意しておけば心配はありません。

電源を気にしなくても良いというのは、運用上とてもメリットがあると感じています。充電前提のツールは何かしらの準備が必要になりますが、pomera DM100は基本単体で使えるので、その気軽さは大きなメリットです。

バッテリーはエネループ対応。ほぼ気にしなくても大丈夫。

バッテリーはエネループ対応。ほぼ気にしなくても大丈夫。

4 画面を開けば2秒起動

画面を開けばすぐに起動し、閉じれば自動で保存されるので、瞬時にアイデアや思考を書き留めることが出来ます。開けば前回ファイルの書きかけのカーソル位置が表示されます。

パソコンのようにアプリケーションを起動して、ファイルを選んでというステップが不要です。パソコンはスリープさせておけば同様のことが出来ますが、バッテリーの消費が気になってしまいます。この差は大きいです。

テキストを入力することだけに特化。起動画面でロゴが出ます。

テキストを入力することだけに特化。起動画面でロゴが出ます。

5 フルキーボードで書きやすい

フルキーボード搭載なので、スマホよりも早く長文を書くことが出来ます。スマホやタブレットには物理キーボードがありません。どんなにがんばっても物理フルキーボードの方が長文入力は楽です。

しかも、pomera DM100のキーボードは打ちやすいと評判です。もう少し剛性感があると良いのですが、軽さや値段の安さとのトレードオフだと納得できます。

iPadに外付けのBluetoothキーボードをつないで入力した時期もありましたが、変換候補の出方が物理キーボードを想定してないので、使いにくくて仕方ありませんでした。

DM100も外付けのBluetoothキーボードとしてiPhoneにつなぐことができますが、一度だけやりましたが、私にとってはもう出番がありません。

一方、pomera DM100単体での入力はパソコンとほとんど同じルックアンドフィールでとても快適です。

ほとんどパソコンと配列が同じキーボード。ストロークは浅いけど、打ちやすい。

ほとんどパソコンと配列が同じキーボード。ストロークは浅いけど、打ちやすい。

6 まとめ

pomera DM100は、文章入力に特化したツールであり、バッテリーを気にすること無く、瞬時に書き始めることができるという大きな利点があります。

個人が知的生産をするためのツールとして、パソコンよりも気軽に、より生活に密着したツールとして使うことが出来るツールであると感じています。

上質な知的生活を送るためには、インプットのみならず、何らかのアウトプットが必要だと思います。感じたこと、考えたこと、覚える必要がある知識、そういった個人の知的活動により生まれてくる情報を文章としてアウトプットし、その知的生産物である文章を後で参照したり、あるいは公表することで共有したり、そういった活動の基本は文章にして残すことにあります。

こういった知的生活のためには、気軽に執筆ができるツールが有効なのだと思っています。

レザーケース、FlashAirも買いました。また、レビューします。

レザーケース、FlashAirも買いました。また、レビューします。

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