登山初心者のシングルバーナー選び

1 登山でカップラーメンが美味しい

登山で山頂で食べるカップラーメンは本当に美味しく感じます。外で食べると何でも美味しいとも言いますが、登山で疲れ、水分や塩分が失われている状態で、ちょっと塩っぱいラーメンはちょうど良いのかもしれません。
カップラーメンは簡単にお湯を沸かすだけで調理できますが、お弁当を持参するのも良いですが、山で調理する楽しさもあります。お湯を沸かして、カップラーメンに注ぐだけでも、その調理のプロセスがとても楽しかったりします。子どもたちも大喜びです。

2 必要なもの

カップラーメンをつくるには、お湯を沸かす必要があります。よって、道具としては、シングルバーナーと調理器具であるクッカー(コッヘル)が必要です。また、人数分の水を持っていく必要がありますので、容量が大きめの水筒類が必要となります。
カップラーメンはお好きなものを買って持参します。定番の日清カップヌードルなら、中味だけのリフィルも売られていますので、別途シェラカップがあるのであれば、それでも良いでしょう。後は割り箸でも良いので箸を忘れずに。

3 イワタニ カセットガス ジュニアバーナー CB-JRB-3

実は、シングルバーナーはだいぶ前に買って持っていました。それはイワタニの「カセットガス ジュニアバーナーCB-JRB-3」です。これは汎用的なIwataniのカセットガスが使えることが最大のポイントです。つまり家庭用の卓上ガスカセットコンロと同じ燃料ガスが使えるのです。
カセットガスであれば、スーパーにも売っています。コンビニも店によっては置いてあります。燃料がなければガスバーナーは役に立ちませんから、カセットガスが入手しやすいことはメリットですね。
ジュニアバーナー自体はとてもコンパクトで、収納も専用ケースがありゴトクと足を畳んで、小さく出来ますので、クッカーに入れる事も出来ます。
私はだいぶ前に買っておき、保管してありました。災害時にも役に立つと考えていました。この商品自体、ずっと大きなモデルチェンジもなく売れ続けていますので、定評のある定番商品と言えますね。
また、家には何本かのIwataniカセットガスが予備として保管してありますので、これを登山に持って行く事が出来ます。しかも足りなくなったら、スーパーで買い物ついでに補充すれば良いのです。カセットガスは3本セットで400円台とコストパフォーマンスも良いです。
「ジュニアバーナー」そのものですが、カセットガスを横に装着するため、低い位置で調理が出来ます。シングルバーナーはガスカートリッジの上に取り付けるものが多いですが、その場合、どうしても高い位置で調理する形になってしまいます。やはり不安定と言わざるを得ません。その点、イワタニのカセットガスジュニアバーナーは、低い位置で調理でき、安定感があります。
また、自動着火装置も付いています。ガスのバルブを少し開け、自動着火装置をカチカチとすれば、電光火花が飛び着火します。簡単ですし安全です。
念のため風防を用意しておくと安心です。

4 魅力的なシングルバーナーたち

さて、登山用では、もっと高性能でコンパクトなシングルバーナーも多数あります。そういった商品にも魅力を感じます。イワタニのカセットガスの入手性の良さなど、その利便性は魅力ですが、イワタニには無い「機能性」があるので魅力的です。
将来的にはこれらの新しいシングルバーナーも買うかもしれません。

(1)PRIMUS P-153 ウルトラバーナー

同じIwatani系ですが、登山やアウトドアに特化したブランド、PRIMUS。ガスは専用のものを買う必要がありますが、登山などのハードな環境でも安定した高出力や防風性といった機能性を磨いた商品で、ユーザーレビューでの評価も高い商品です。

(2)SnowPeak ギガパワーストーブ地オートGS100A

「胸ポケットに入る小さなストーブ」というコンセプトで、世界最小、最軽量、最コンパクトの三冠商品として1998年にデビューした商品です。本当に小さく、コンパクトで、それでも、高出力な性能を持っています。

(3)SOTO マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター SOD-310

「風に強く、寒さに強い」ことが「SOTOウインドマスター」の最大の特徴です。高い山に行くと、気温も低く、風も強いです。この夏に初心者でも行ける3,000M級の百名山「乗鞍岳」に行きました。
当日は曇りでしたが、山頂付近は夏なのにとても寒く、風も強めに吹いていました。この状況でイワタニのカセットガス ジュニアバーナーでお湯を沸かしましたが、家族皆で手のひらで風防をつくって風を防がないと、なかなか火がクッカーにあたらず、お湯が沸きませんでした。風防板を持ってくれば良かったと本当に思いました。
山では、特に風の強い状況は良くありますので、「ウインドマスターSOD-310」のように、最初から防風性の高い設計のものを買っておくのも良いかもしれません。今のところ、私はこの商品に魅力を感じていますので、次に買うならこれかなと思っています。
追記 2018年にソト WindoMaster買いました。あらためてレビューします。
メーカーサイトよりhttp://www.shinfuji.co.jp/soto/products/sod-310/

メーカーサイトよりhttp://www.shinfuji.co.jp/soto/products/sod-310/

ゴトクは大きいものに交換可能で、良く考えられています。

5 まとめ

登山で美味しいカップラーメンを食べるため、まずはシングルバーナーについてまとめてみました。低山中心であれば、「イワタニ カセットガス ジュニアバーナー」で良いと考えています。

カセットガスの入手性の良さはやはり魅力です。家にカセットガスがあるのであれば、3,000円程度の投資で「イワタニ カセットガス ジュニアバーナー」が買えますので、安価に装備を整えることが出来ます。私は低山に行く時はこれで十分だと思っています。

将来的に少し高い山に行く場合は、より高性能な「ソト マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター」が欲しいですね。その性能を試してみたいです。

イワタニカセットガス ジュニアバーナー。畳むとコンパクトです。

イワタニカセットガス ジュニアバーナー。畳むとコンパクトです。

専用ケースに入れると、カセットガスの小とほぼ同じ大きさです。

専用ケースに入れると、カセットガスの小とほぼ同じ大きさです。

実戦投入。高尾山でラーメンを作った時の写真です。横にカセットガスを装着するので、低い位置でお湯を沸かせます。安定感があります。

実戦投入。高尾山でラーメンを作った時の写真です。横にカセットガスを装着するので、低い位置でお湯を沸かせます。安定感があります。

【番外編】 イワタニカセットガスの汎用性

イワタニのカセットガスは、様々な商品があり、どれも魅力的です。家でもアウトドアでも、便利な商品があり、カセットガスを使い回すことができます。

(1)トーチバーナー

バーベキューの炭に着火するのはなかなか難しいですが、イワタニのトーチバーナーであれば、簡単に火をつけられます。

(2)炉ばた大将 炙家

焼き鳥や海鮮焼きなどの網焼きができる「炉ばた焼器」。これは家で本格的な焼きたての焼き鳥が作れる優れものです。ちゃんと焼き鳥の串を受けるレールがあって、ここに乗せて焼く事で、本格的な焼き鳥が出来ます。

(3)カセットフー マーベラスⅡ

卓上型のイワタニのコンロで、蓋がついていて畳んで仕舞うことができ、家の中でも、屋外でも使えるタイプのコンロが発売されています。
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